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露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年11月24日 (Sun)
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2011年03月14日 (Mon)

被災された皆様には、心からお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧と平穏な生活をとり戻されますことをお祈りいたします。


その日の次の次の日。
あの日ほど、気乗りのしない、しぶしぶでかけた骨董市はなかった。
あんなにたくさんの方が亡くなって、家を失って、被災地から遠いこの地でも人々がパンやおにぎりや電池やらの食料品や日用品を買いに走って、スーパーの棚をからっぽにしている、そのときに、骨董市?
「骨董売ってる場合じゃないよね…。」 と、私。
「一番売ってる場合じゃないものですよね。」 と、N君。

でも、アーバンさんに言われた。
被災しなかった人たちは、出来るだけ普段通りの日常生活を送るべきなんだ。
それが一番被災地を復興させることになるんだ、と。

たぶん、正しい。
でも、気持ちがついてかなくて、気がつけばためいきばかりついてる。

ファーブル、というフランスの学者がおりまして。
騒然とした戦争のさなかに、時局に左右されず、ただじっと地面のフンコロガシなどを観察していたのだった。
その姿勢は、本人の思惑に関わらず、究極の反抗、に思えて、私はかねがねかっこいいな、と思っていた。
けど。
どうやら、ファーブル先生にはなれなかったみたい。

「古備前だよ。」 という近くの業者さんの声が聞こえて。
古備前だろうが李朝だろうが瀬戸だろうがウランガラスだろうが、むなしいなあー!と、思った。 いや、古備前に罪はないのだけど。
ちょっと気持ちが病気っぽい。

家で見渡してみる。
DVD。 画集。 万歩計。 CD。 好きな絵葉書。 鉢花。 ガメラ。 気に入りのショルダーバッグ。 雑誌。
見渡すかぎりすべてすべて、「平穏な日常生活」 が前提になってるものばかりだった…。



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2011年03月07日 (Mon)

まるでモノクロ写真。
私は、高速道路は運転できない。
どころか、二車線道路も運転できない。
当然、ちょっとの雪道でも運転できない。

いいかげんにしてくださいな。


2011年02月14日 (Mon)
昨日、布多天神出店のため、4時に起きて車を見に行ったら、車も地面も凍りついていた。
4時半に、他の骨董市に出る友人から電話がなり、「今日どうするのー。今家を出たけど道路がツルツルで運転できなくて停まってるよー。」 と言う。
わ!絶対運転する自信ないな、と思い、他の車がたくさん通ってから行こうと、遅く出る作戦にしました。
夜が明けても、ツルツル道路。 全行程30キロくらいでノロノロ行きました。
あんなこわい運転、初めてだった。

今日は市場なので、行くつもりでいたのですが、どうも風邪がぶりかえしたみたいで体調悪い。
行きたかったけどね。
咳が発作のように止まらず、「ゲホゲホゲホ、それ買いまーす」 なんて感じだと 「お前帰れー」 って言われそうでしょ。

骨董市の日の夜に風邪をひき、ウィークデーで治って、次の週末の骨董市の夜、またぶりかえしています。
今日は市場用に店番たのんじゃってるし、家で修理と整理を、と思ったけど、思うだけで何もできない。
寝よう。
2011年01月27日 (Thu)

これが無事瓶。


店のバイトに欠員が出来たとき、人づてに誰かお願いできる人がいないか、きいてみる。
どんな人がいいんですか?ときかれると、「ヤなやつ」 じゃない人、 と答える。
古いものが好きなら、知識は全くなくてもかまいません。 (ほんとに好きなら、あとでついてくる。)
「ヤなやつ」 って、抽象的すぎる言い方でしょうか?

**ちゃん、という子がいまして、いろいろなポカミスをやってくれる。
おととい市場の帰りに、店に荷物を運びに寄ったら、**ちゃんが店番で、酩酊気味のおじさま二人の客がいらしていた。
そのうちの酔いのひどい方が、古ジュース瓶が二個入っていた小さな木箱を床に落とし、瓶一本がこなごなに割れた。
箱ともう一本の瓶は、無事。
「箱を買います。瓶代も払います。」 とおっしゃられたので、(弁償問題は悩むところですが、この場合、相場の半額以下に値付けしていた商品なので、つまり利幅がない商品なので) そうしていただくことにしました。
で、あとは**ちゃんにまかせ、私は車から荷運び。
無事だった瓶が見当たらないのできいたら、**ちゃんは、木箱と、その瓶を包装して渡してしまっていたのでした。
えー、木箱はお買い上げ、瓶代は弁償分でしょ?というと、そうですよね、取り返してきます! と言って走り出して行った。
見つかって取り返してきたのですけど…、なんと木箱まで取り返してきたのでした。
これはね、お買い上げでしょー、と、また言う私。
返してきます、とまた走り出す**ちゃん。
今度は見つかりませんでした、と言って戻ってきた…。
というわけで、カウンターの中に 「もう、どうしたらいいか分からない木箱」 がありますので、酩酊おじさま、お願いだから取りにいらしてください。 シラフで。

**ちゃん、いつも予測不可能なポカミスをやってくださる。
入口の雨戸を閉めたまま半日開店してたこともあったが、これなどなかなか出来るミスではないと思うよ。

でも、私は**ちゃんが大好き。
怒れない。 自分の失敗に焦りまくり、途方にくれてる様子を見たら、怒れないでしょ。
私はポカミスでは、怒らない。 怒って治るもんでもなし。 「あーあ。」 くらいは言うけどね。
私がいやなのは、失敗を隠そうとしたり、(まだこっちが何も言ってないのに)弁解しようとしたり、責められまいと、自己保身に (たぶん条件反射的に) 走るやつです。
こういう人の場合は、怒るというより、信用しませんです。
例えば、こういうのが、 「ヤなやつ」 です。

**ちゃんは正直で素直だから、すごくかわいい。
ほんとにいい子だと思う。
ミスもなんか、シュール。
同じミスは繰り返してないしね。 (手をかえ品をかえ…。)
その素直さは、一生の宝物だと思うよ。



2011年01月01日 (Sat)

うさぎづくし、3個め。
チェコのねそべりうさぎ。


明るい材料の少ない世相ではありますが、いいこと、楽しいことがいっぱいある年でありますように…。

一人暮らしの人は、お正月が嫌いだ、と思い出した。
私も、そうでした。
帰省する実家もありませんでした。
だから(二十代のとき)、喫茶店を大晦日からわざとオールナイトでやったりしていた。
で、翌日たまたま店にいた同じ独り者たち数人と、急に思い立って海を見に行ったりしたっけ。
みんな一人でいるのに耐えられなかったんだと思う。
普段どんなにいきがっていても、大晦日から元旦にかけてひとり、というのは、気持ちが弱るものです。
たぶん、若くても老年でも。
恋人がいても、彼氏(彼女)だけが実家に帰ってたりすると、たぶんこの二日間だけは、さみしい。
一人暮らしの敵は、お正月と、病気、ですね。

昔と違って元旦からスーパーもコンビニも開いてる時代になって、ということは普段通り働いている人達もたくさんいるということなのに、孤独感は今の時代も変わらないんでしょうか。
欧米だと、クリスマスにそんな気分になるんでしょうか…。

なんてことを、この大晦日から、一人暮らしの知り合いや昔の自分を思い出しながら考えておりました。

かように、人間って、単純で弱い…。
独りぽっちだと思うのは、あなただけじゃないよ、と誰に言ってるのかわかんないけど、心のなかでつぶやいていました。

ちょっとヘンな、年末年始のの感慨でした。


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