露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。 国分寺市本町2-25-15 ℡ 090-1400-7141 12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)
以前から、店で時々買い取りのご相談などをいただくことがあり、このごろは、メールでもいただくようになりました。
狭い店で倉庫もないので、大掛かりなひきとりなどは他の業者さんに代わりに行っていただいたりもしていました。
その、片付け専門の業者さんの方々のお話。
「買い取り」 できるもの (たいていは昭和30年代以前のもの) と 処分しなきゃいけないものの処分代 の両方を見積もって、お金を払ったり、いただいたり、相殺したりするので、まず現場を見なければなんとも言えない。
要するに、
古いものは 「買い取り」 の対象になるけど、それ以外のものは 「片付け」、「処分」 の対象となり、御依頼主にお金がかかる、ということです。
(リサイクル屋さんなら、「古いもの」の代わりに「ブランド品」が入るのだと思います。)
このしくみの中では、いい業者も悪い業者もありません。
ただ明確に説明が出来る人が、いい業者さんといえるのだと思います。
お客様からご相談をいただいた経験から、ここらへんのことがあまり周知されていないのではないか、と感じておりました。
(新品で未使用なんです、と持ってこられ方がよくいらっしゃいます。)
なるべくご希望に添いたいのだけど、心苦しくお断りすることも多々…。
ぎゃくに、現物を拝見したとたん、 「買います!」 と叫んだこともありましたね。(古い発掘ガラス壜の山だった。)
お断りしなければならない理由はいろいろで、そのように、新しい品だったり、スペース的に無理だったり。
お力になれなかった方々、ごめんなさい。
ウチの店は、なんというか、ガラクタセレクトショップみたいなもんだから、えらそーなこと言えないのですが、それでも市販されてる現行品だけは、基本、置きたくないと思っているのです。
(一部あったりするけど。 日頃からいいなと思ってる品が、市販価格の半額以下の値付けを出来るのであれば、売るなあ…。 そこらへんは、恣意的。)
対面だと、ケースバイケースでお話できたりするんですが、メールだと説明不足になったりしてしまいがち。
お問い合わせにお応えしたり、ご説明させていただくと、それっきり、という方もいらして、
それはちょっと、悲しいな、と思ったりするわけです。
たとえ 知らない者どうしの 「交渉決裂」 であっても、最後は 「お手数かけました。」 とか 「お役に立てず申し訳ありませんでした。」 などの言葉のやりとりでシメたいな、と思うんですけどね…。
狭い店で倉庫もないので、大掛かりなひきとりなどは他の業者さんに代わりに行っていただいたりもしていました。
その、片付け専門の業者さんの方々のお話。
「買い取り」 できるもの (たいていは昭和30年代以前のもの) と 処分しなきゃいけないものの処分代 の両方を見積もって、お金を払ったり、いただいたり、相殺したりするので、まず現場を見なければなんとも言えない。
要するに、
古いものは 「買い取り」 の対象になるけど、それ以外のものは 「片付け」、「処分」 の対象となり、御依頼主にお金がかかる、ということです。
(リサイクル屋さんなら、「古いもの」の代わりに「ブランド品」が入るのだと思います。)
このしくみの中では、いい業者も悪い業者もありません。
ただ明確に説明が出来る人が、いい業者さんといえるのだと思います。
お客様からご相談をいただいた経験から、ここらへんのことがあまり周知されていないのではないか、と感じておりました。
(新品で未使用なんです、と持ってこられ方がよくいらっしゃいます。)
なるべくご希望に添いたいのだけど、心苦しくお断りすることも多々…。
ぎゃくに、現物を拝見したとたん、 「買います!」 と叫んだこともありましたね。(古い発掘ガラス壜の山だった。)
お断りしなければならない理由はいろいろで、そのように、新しい品だったり、スペース的に無理だったり。
お力になれなかった方々、ごめんなさい。
ウチの店は、なんというか、ガラクタセレクトショップみたいなもんだから、えらそーなこと言えないのですが、それでも市販されてる現行品だけは、基本、置きたくないと思っているのです。
(一部あったりするけど。 日頃からいいなと思ってる品が、市販価格の半額以下の値付けを出来るのであれば、売るなあ…。 そこらへんは、恣意的。)
対面だと、ケースバイケースでお話できたりするんですが、メールだと説明不足になったりしてしまいがち。
お問い合わせにお応えしたり、ご説明させていただくと、それっきり、という方もいらして、
それはちょっと、悲しいな、と思ったりするわけです。
たとえ 知らない者どうしの 「交渉決裂」 であっても、最後は 「お手数かけました。」 とか 「お役に立てず申し訳ありませんでした。」 などの言葉のやりとりでシメたいな、と思うんですけどね…。
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色味のない植物たち。
いつのまにか雑草だけを育てていたりする。
百合とかバラとかペチュニアとかパンジーとか、洋モノ系の鮮やかな花があると落ち着かないたちなのです。
直植えは、馬酔木、トネリコ、ミモザ、萩。
震災から二ヶ月。
テレビにはコマーシャルもバラエティーも戻り、電車も動き停電もなくなり、イベントも骨董市も普通に行われ、一見何気ない日常が戻ってきてるようだけど、
ほんとはウソだな。
私も、DVDみたり音楽聴いたりお酒飲んだりごはん作ったりしてるけど、心が二重生活してるみたいなんだな。
新聞もニュースも、話題が個々の被災者のがんばりを追いかけたり、復興プランを語ったり、東電役員の報酬カット、融資の返済猶予、等々、「先を見ている」 ような話題が多いのだけど、「先はあるのかな?」 という気になってしまうのは私だけかしら。
「一号機が核燃料メルトダウンをおこしていた」 が、新聞でこんなに小さめの見出しで、ニュースでもさりげない口調で、語られていいものなのかしら。
わからない。
わからないから、とりあえず食事の材料を買いにいくしかない。
※ 7日(土) 阿佐ヶ谷に出店すべく4時すぎに出発はしたが、小雨が降り続いていたので、迷ったすえに不参加の電話を入れて家にUターンした。
昼頃からカインズホームに行き、ほぼ半日を過ごす。
私はホームセンターに行くと、全売場の全棚を見なければ気がすまないので、ジョイフル本田は嫌いなのです。(行き倒れてしまいそうで。)
※ 8日(日) 大幅に寝坊して、あわてて布多天神に出発。
どうも二日続きの出店は、二日目のとこを大幅に遅刻する。
あせって運転しながら、昨日買った木村充輝の「ビリー・ホリディカバー集」をかけていたら、あらら、あせってる気持ちなんかどっかに行っちゃって、のんびりゆったり、大きな気持ちになってしまった。
なるほど 「天使のダミ声」 と言われるだけある。
でもねえ、この歌い方で全曲聴くと、なんだかはぐらかされてる感じが。
だまされている気分、というか…。
布多は好天気に恵まれ、とても気持ち良かった。
出店業者も多くなっていました。
業者さんやお客さんたちもそうですが、古いモノたちも 「なごやかな気分」 でいる感じで、なんだかどこの骨董市に置かれてる時よりもカッコ良く見える気がするのです。
緑のせいでしょうか。
売上はそこそこ。
(そこそこ、とか、ぽちぽち、とか、まあまあ、とか、便利ね。)
帰りがけに店によると、りょうがひまそうにお店番。
仕入れたイスを黙って運び込んだら、「カメさんですか?」 と見破られた。 くやしい。
※ 9日(月) ゆるりと店番。 クスリびん3コ¥100とかラベル¥200とか細かいものが売れる。(時間をかけてチョイスされるのがうれしい。)
ホーロー看板コレクターのオオタマサオ氏がご来店。
「レナード・コーエンって知ってる?」 とおっしゃる。
「クラシックの?」
「 それはレナード・バーンシュタイン。 違う違う。」
「映画だ。 コーエン兄弟! 」
「違う!」
…なんでも、カナダのシンガーだという。 最近知ってはまって、CD13枚買ったという。
今度持ってくるから、というと、お帰りになった。
「今度持ってくる」 予告編?
てんてんさんが立ち寄ってくれて、「ツィンピークス」 のサントラCDと文庫本「クーパーの日記」 「ローラの日記」 を貸してくれる。
実は私、WOWOWでやったテレビドラマ 「ツィンピークス」 の再放送を全部録画したので、それを毎日ちびちび見直していて、いま頭の中がツィンピークス漬けなのです。
という話を、布多でしたら、彼女もツィンピークス大好きだったのでした。
でも、こんな路地裏の小さな古道具屋で 「ツィンピークスのテーマ」 が流れるというのはいかがなものか。
フリージャズとどっこいかな。
そんなこんなの毎日でした。
昼頃からカインズホームに行き、ほぼ半日を過ごす。
私はホームセンターに行くと、全売場の全棚を見なければ気がすまないので、ジョイフル本田は嫌いなのです。(行き倒れてしまいそうで。)
※ 8日(日) 大幅に寝坊して、あわてて布多天神に出発。
どうも二日続きの出店は、二日目のとこを大幅に遅刻する。
あせって運転しながら、昨日買った木村充輝の「ビリー・ホリディカバー集」をかけていたら、あらら、あせってる気持ちなんかどっかに行っちゃって、のんびりゆったり、大きな気持ちになってしまった。
なるほど 「天使のダミ声」 と言われるだけある。
でもねえ、この歌い方で全曲聴くと、なんだかはぐらかされてる感じが。
だまされている気分、というか…。
布多は好天気に恵まれ、とても気持ち良かった。
出店業者も多くなっていました。
業者さんやお客さんたちもそうですが、古いモノたちも 「なごやかな気分」 でいる感じで、なんだかどこの骨董市に置かれてる時よりもカッコ良く見える気がするのです。
緑のせいでしょうか。
売上はそこそこ。
(そこそこ、とか、ぽちぽち、とか、まあまあ、とか、便利ね。)
帰りがけに店によると、りょうがひまそうにお店番。
仕入れたイスを黙って運び込んだら、「カメさんですか?」 と見破られた。 くやしい。
※ 9日(月) ゆるりと店番。 クスリびん3コ¥100とかラベル¥200とか細かいものが売れる。(時間をかけてチョイスされるのがうれしい。)
ホーロー看板コレクターのオオタマサオ氏がご来店。
「レナード・コーエンって知ってる?」 とおっしゃる。
「クラシックの?」
「 それはレナード・バーンシュタイン。 違う違う。」
「映画だ。 コーエン兄弟! 」
「違う!」
…なんでも、カナダのシンガーだという。 最近知ってはまって、CD13枚買ったという。
今度持ってくるから、というと、お帰りになった。
「今度持ってくる」 予告編?
てんてんさんが立ち寄ってくれて、「ツィンピークス」 のサントラCDと文庫本「クーパーの日記」 「ローラの日記」 を貸してくれる。
実は私、WOWOWでやったテレビドラマ 「ツィンピークス」 の再放送を全部録画したので、それを毎日ちびちび見直していて、いま頭の中がツィンピークス漬けなのです。
という話を、布多でしたら、彼女もツィンピークス大好きだったのでした。
でも、こんな路地裏の小さな古道具屋で 「ツィンピークスのテーマ」 が流れるというのはいかがなものか。
フリージャズとどっこいかな。
そんなこんなの毎日でした。
「もし世界の終りが明日だとしても
私は今日りんごの木を植えるだろう」
という、有名なフレーズがある。
(木を植える、と種子をまく、の二つのバージョンあり。 誰の言葉かは諸説あり、私は十代のときに寺山さんのアフォリズム集で知った。)
なぜか頭にふっとでてくる。
寺山好みの、谷川俊太郎好みの、「前向きな」 フレーズだと思っていた。
今ごろ、かなり 「絶望的で無力感いっぱい」 の言葉だったんじゃないか、と思う。
被災地の方たちの、あの日以来続いている困難について、被災をまぬがれた地にいて、こんな屋根のついてる家にいて、ごはんもちゃんと食べられてて、すみませんすみません、という気持ちになって、「正しい気持ち」 になかなかなれない。
困難は共有できないし。
(共有、同化する必要なんかないんだ、と心理学を学んだ娘なら言うだろうな。)
それはつまり心に、「支援する足場」 がないということ。
非生産的でなんにもならない自虐心情。
アブナイヨ。
目の前のことでは、まわりにいる通勤、帰宅困難者をみてるのがつらい。
いつもはガラガラの近所のスーパーに開店前から道路に延々と続いてる長い行列を見るのがつらい。
「平常どおり」、といいきかせながら、店を開けている。
消費行動も、平常どおりに、とこころがけている。
それは、なかば意地であり。
でも、その意地をくじこうとするものが、東電にとっては 「計画」 かもしれないが私たち利用者にとっては 「計画のたたない」 停電で、そのためにどれだけ無駄なエネルギーを使わされていることか、と思う。
停電の二、三時間なんて我慢できるけど、鉄道を止めるなんて思わなかった。
だって、ライフラインじゃありませんか。
駅に行かなきゃ運行状況がわからず、始発駅になったところにはながい、ながい、ながーい行列ができ、マイカー通勤のせいでますますガソリンがなくなり、スーパーから食料品や日用品が消え…、これって、二次災害だと思う。
被災をまぬがれた地は、平常の経済活動をしなければならないのだ。
たとえ、内心は我慢してでも。
地域をくぎっての停電には無理があると思う。
首都圏中枢を除外したって、働く人は郊外から出勤したりするんだし。
電車は地域をまたいで走ってるんだし。
エネルギーを使いはたしてやっと会社について、二、三時間いただけで、またすごく苦労して帰宅した人がいたけど、これって罰ゲーム?
住宅地域を停電して、どれくらいの節電になるんでしょう?
首都圏全体に、節電の網を広く薄くかけるわけにはいかないんでしょうか。
電車は間引き運転をし、企業やメーカーは操業を少し短くし、店は少し暗くし、深夜営業は少し閉店を早め、というふうに。
そのほうがパニックをおこさせないし、長期戦に耐えられると思うのだけど、しろうと考えでしょうか。
消費行動も、平常どおりに、とこころがけている。
それは、なかば意地であり。
でも、その意地をくじこうとするものが、東電にとっては 「計画」 かもしれないが私たち利用者にとっては 「計画のたたない」 停電で、そのためにどれだけ無駄なエネルギーを使わされていることか、と思う。
停電の二、三時間なんて我慢できるけど、鉄道を止めるなんて思わなかった。
だって、ライフラインじゃありませんか。
駅に行かなきゃ運行状況がわからず、始発駅になったところにはながい、ながい、ながーい行列ができ、マイカー通勤のせいでますますガソリンがなくなり、スーパーから食料品や日用品が消え…、これって、二次災害だと思う。
被災をまぬがれた地は、平常の経済活動をしなければならないのだ。
たとえ、内心は我慢してでも。
地域をくぎっての停電には無理があると思う。
首都圏中枢を除外したって、働く人は郊外から出勤したりするんだし。
電車は地域をまたいで走ってるんだし。
エネルギーを使いはたしてやっと会社について、二、三時間いただけで、またすごく苦労して帰宅した人がいたけど、これって罰ゲーム?
住宅地域を停電して、どれくらいの節電になるんでしょう?
首都圏全体に、節電の網を広く薄くかけるわけにはいかないんでしょうか。
電車は間引き運転をし、企業やメーカーは操業を少し短くし、店は少し暗くし、深夜営業は少し閉店を早め、というふうに。
そのほうがパニックをおこさせないし、長期戦に耐えられると思うのだけど、しろうと考えでしょうか。