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露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年11月24日 (Sun)
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2011年10月06日 (Thu)

店では、 雨よけと日光をさえぎるための兼用として、 軒先から伸ばした棒にビニールクロスをかけているのですが、 それがボロボロになったので、 そろそろとりかえどき、 とずっと思っていました。

晴れた某日、 実行。
前に取り替えたのは五年前だった。
よく持ったなあ。
それまでは二年ごとに取り替えなきゃならなかったのだけど、 東急ハンズで買ったらビニールクロスの持ちが全然違ったのでした。
とりかえるのもこれが最後かな、 と思いながら作業をする。

最近小さい字が見えづらくてね。
私が店をやめるときは、 もっと目が悪くなるか、 持病の腰痛が悪くなるか、 店がつぶれるか (老朽化しているので、 文字通りつぶれるのだ) の、 どれかだと思う。
さてどれかな。

今回も五年前の取り替えの時にも、 そばにヒロカがいた。
(この子は私がなんかこういう作業をしようとすると、 なぜか嬉々とするのだ。 お手伝いしてくれながらもカメラでビフォーアフターを記録していた。)

前は、 つけ終わったあとグリーンのペンキでフリーハンドでストライプを描いたけど、 この日は時間がなくなったので、 それは後日にすることにした。


けど、 次の雨の日さっそく広げてみたら、 白無地のままもなんか病院っぽくていいかな… と。
(ま、 すぐ汚れるんだけどね。)


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2011年10月01日 (Sat)
ブログの上では、 それと店や骨董市では、 かなりのんびり呑気なふうに見えてるだろうと思う自分なんですが、 (ねえねえ、 これいいでしょ!  わーそれいいねえ!  なんてしょっちゅう言ってる…。)
実はここのところ時間的にはかなり煮詰まっておりまして。

二週間ほど前に、 八十六歳の母が入院。 (この五年間で再再再再入院くらいなんだけど。) 
今回はちょっと熱があって咳が出てきたという程度ですが、 食欲がないので点滴治療のための入院が必要なんでした。
だけど、 病院二軒に断られ、 三軒目でやっと受け入れられた。
(いつものこと。)
高齢者は入院もままならないのだなあ、 と (いつもながら) 思う。
おまけに認知症があるので、 かなり大きな公立病院でもしぶられる。
母の認知症なんて、 軽くてかわいいもんなんだけどね。
高齢で病気になったらどうしろと言うんだろう、 とつくづく思います。

だから母の入院というのはいつも受け入れ先がどこになるかわからず、 スリル満点なのです。
(私はそれでかなり運転できる地理を増やしてきました。 感謝。)
今回は車で1時間くらいのところで、 店と骨董市の合間になんとか通う時間をつっこんでいます。
決められた面会時間なんて当然、 無視よ。
(これもいつものこと。)

店や骨董市ではなんにも変わらず呑気に過ごせているのは、 そこでの変わらぬバカ話や呑気な会話やらに、 実はすごく救われてるからなんだと思う。
だからバカ話ふってね。

それから、 閉店後たまにぽっかりと出来る自由な時間。 (家族が全員外食決定だったり)
そんなときは決してムダにせず、 (自分の夕食なんて作んない!) 友達のところを急襲したり一人でビール一本だけ飲んで帰ったり。
そしてやっぱり、 バカ話でないとダメなんでした。
2011年09月17日 (Sat)
うちの店は、昔のたばこ屋か銭湯の番台のような、大きな窓のようなカウンターがあり、
お客様はそこから品物を黙って手渡すか、 これください、 はいありがとうございます的な言葉をかわして、 お買い上げいただくわけですが。

あれは8月だったか。
六十代くらいの小柄な男性がご来店されて、 スタスタとまっすぐカウンターの前にいらして、
「ミロのヴィーナス、 ください。」
と言った。
はいはい、 こちらですね、
と、店内に25㎝くらいのミロビ石膏胸像を取りにいきながら、 私は笑いをこらえていた。
マックのカウンターで、 ハンバーガーください、 みたいだったの。

それに、 人生であまり言わない言葉、 ですよね。
「ミロのヴィーナスください。」

べつに古いものが好きとか、 コレクターとか、 そういう風情でもない、 ごく地味な方で。
ただ、まっすぐカウンターにいらしたってことは、 下見したんだろうなあ、 って気づいて、
(二千円くらいのものを。)
そう思ったらすごく
ありがたくて、 
いい人に買われてよかった、
大事にされそう、
と思ったのでした。

それだけだけど。
2011年08月26日 (Fri)

学生時代、直接話したことはないけど、おとなしめの男の子がおりまして。
「俺のじいちゃんはガラクタばかり集めてんだ。」 と言っていたのを人づてにきいた。
ふーん…、と思って、それきり忘れていた。
この仕事を始めて、あのときの男の子ーヤナギさんーが柳宗悦のマゴだったんだ、とわかったときね、ああ残念! 仲良くしとくんだったなあ、と思いましたよ。
(ご本人には失礼な話ね。 ごめんなさい。)
あの柳宗悦もマゴには、「ガラクタ集めのおじいちゃん」 になっちゃうのね。
(宗理氏は、まさか…。)

その柳宗悦の展示案内が今日店に送られてきました。
「柳宗悦展ー暮らしへの眼差し」
9月15日(木)~26日(月)
松屋銀座八階

私は日本民藝館 (駒場前) が好きで、一年に一度は目を洗うために行こうと決めているのですが。
この間に出かけるとコレクションは貸出中ということですね…。
行けるかなあ、松屋銀座。


2011年08月16日 (Tue)

岐阜県下呂市へ旅行。
大学時代からの友人夫婦と一年ぶりの再会をはたしました。
ご商売 (手打ちそば) の繁忙期なので日中は一緒に遊べず、夜一緒にあれこれお話しながらお酒と食事をいただいた。
それが目的だからいいのだ。

日中は、私たち夫婦だけでミニアウトドア。 (ほんとうにミニだった。)
今年は下呂市小坂、御嶽山の麓にある 「巌立(がんだて)の滝」へ。

滝も美しかったけど、壮大な柱状節理の岩盤に圧倒される。

初めて行くところがまだまだあったんだなあ。
まったく。
下呂は日帰りで行ける自然体験スポットの宝庫なのだ。

友人のご夫婦は、体を動かすお仕事なので、お二人とも体型がとてもスリムになられていた。
毎日の晩酌と充実した食事にもかかわらず、だ。
(帰ってから娘に話したら 「見習いなさい」 といわれた。)
ダイエットしたいけどビールはやめられないしなあ、と思っていた私にはとても希望がもてる話です。


ご夫婦のお店は、下呂市駅前の、とてもおいしいおいしいおそば屋さん。
わざわざ食べに行く価値は絶対あると思います。



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