露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。 国分寺市本町2-25-15 ℡ 090-1400-7141 12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)
寒かった昨日の大江戸骨董市。
寒さもこれで終わり、 とお願いしたい。
嬉しいことがあったのです。
(でも書いちゃうとたいしたことでもないんだろうな…。)
すごく気に入っていたけど誰も目に止めなかったボロ人形、 命名 「砂漠の商人」 を若い女性がお買い上げ。
あざやかな即決。 以心伝心。 感謝感激。
でもね。
「ください!」
「はい。 ありがとうございました。」
だけの会話だったのでした。
いつもあとで思うのだけど、 私は一言、 言葉が足りないかもしれない。
あふれる思いがあるのだったら、 うまく表現したらいいのにと思う。
きかれたら何でも出来る限りお答えするけど。
店でもたいてい 「いらっしゃいませ。」 「ありがとうございました。」 の二言だけ。
何度もいらして顔見知りのお客様でもね。
一番の理由は、 狭い店のこと、 親しく雑談してそれがプレッシャーになって、 欲しいものがないのになんか買わなくちゃ、 という気分には絶対にさせたくない、 ということですね。
その気持ちが昂じるあまりに、
友達や同業が顔を見せても、 あ、 何も買わなくてもいいからね、 とあらかじめ言ったり、 でもお店に入っていきなりそう言われたらどう思うでしょう、 と思って言わなかったり。
めんどくさいやつだ。
ジャズ喫茶のときもそうだったっけ。
いらっしゃいませもありがとうございましたも口パクと目礼だけ。 (うるさくて聞こえない。)
で常連を特別扱いしない店だったのです。
知らんぷり。
一人で初めていらしたほかのお客様がいらしたら、 その方の居心地のほうが大事だからね。
マックス・ローチの 「ウィ・インシスト!」 のジャケットみたいな店、
誰だってイヤでしょ。
私はイヤよ。
あーなんか話がそれてるな。
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寒さもこれで終わり、 とお願いしたい。
嬉しいことがあったのです。
(でも書いちゃうとたいしたことでもないんだろうな…。)
すごく気に入っていたけど誰も目に止めなかったボロ人形、 命名 「砂漠の商人」 を若い女性がお買い上げ。
あざやかな即決。 以心伝心。 感謝感激。
でもね。
「ください!」
「はい。 ありがとうございました。」
だけの会話だったのでした。
いつもあとで思うのだけど、 私は一言、 言葉が足りないかもしれない。
あふれる思いがあるのだったら、 うまく表現したらいいのにと思う。
きかれたら何でも出来る限りお答えするけど。
店でもたいてい 「いらっしゃいませ。」 「ありがとうございました。」 の二言だけ。
何度もいらして顔見知りのお客様でもね。
一番の理由は、 狭い店のこと、 親しく雑談してそれがプレッシャーになって、 欲しいものがないのになんか買わなくちゃ、 という気分には絶対にさせたくない、 ということですね。
その気持ちが昂じるあまりに、
友達や同業が顔を見せても、 あ、 何も買わなくてもいいからね、 とあらかじめ言ったり、 でもお店に入っていきなりそう言われたらどう思うでしょう、 と思って言わなかったり。
めんどくさいやつだ。
ジャズ喫茶のときもそうだったっけ。
いらっしゃいませもありがとうございましたも口パクと目礼だけ。 (うるさくて聞こえない。)
で常連を特別扱いしない店だったのです。
知らんぷり。
一人で初めていらしたほかのお客様がいらしたら、 その方の居心地のほうが大事だからね。
マックス・ローチの 「ウィ・インシスト!」 のジャケットみたいな店、
誰だってイヤでしょ。
私はイヤよ。
あーなんか話がそれてるな。
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国分寺北口の再開発工事がもうすぐ始まる。
当店は再開発にはひっかかってないけど、
これから町の印象はたぶん大きくかわる。
私の大好きな一人呑みオジサンの癒し場、 「養老乃滝」 も近々消える。
意図せずしてレトロインテリアな 「喫茶アミー」 も消える。
町で唯一の小さな手芸材料店も消える。
期限が迫って、 いまさらながらショックをうけている。
ビルが出来たら、 どこにでもあるチェーン店のテナントが入るのでしょう。
30階建てビル二棟なんか、 チョーいらない、 と思う。
玉川上水遊歩道の雑木林が伐採されていた。
悲しくなるから下を向いて見ないで歩いた。
60年前の計画の府中ー所沢線の36M道路なんか、 チョーいらない、 と思う。
といくら叫んでも、 とてつもない大きな力の開発関係筋には 「すっこんでろ!」 というところなんでしょうね。
私が国分寺の宝だ、 と思っている素晴らしい洋館も、 個人の持ち物なので残るかどうかは結局は地権者様の意志の問題だ。
市が保存建物に指定したとしても、 保存のための援助は維持の役にも立たない雀の涙の金額らしい。
なのでかの本郷館も消えてしまった。
無用のものを残せないのは地権者としては無理からぬことだ。
時価で買い上げるくらいのことをしなければ、 地権者様の気持ちは動かせないだろう。
だからこれは行政の 「本気度」 の問題であると思う。
ハコモノ開発。
大型道路。
建物 (であるとともに文化) の保存に熱心じゃないこと。
どこまでもスクラップ&ビルドの国。
感傷だけで残してほしいのではないのです。
観光資源になるかもしれない将来への財産だと思うからです。
といくら思っても、
たぶん 「とてつもなく大きな力」 なんでしょうね。
目の先の経済効果 (←ほんとに…? 今までのハコモノ作りで経済効果なしと反省し、 誰かが責任取ったことってあるのでしょうか?)、 という怪物の力は。
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当店は再開発にはひっかかってないけど、
これから町の印象はたぶん大きくかわる。
私の大好きな一人呑みオジサンの癒し場、 「養老乃滝」 も近々消える。
意図せずしてレトロインテリアな 「喫茶アミー」 も消える。
町で唯一の小さな手芸材料店も消える。
期限が迫って、 いまさらながらショックをうけている。
ビルが出来たら、 どこにでもあるチェーン店のテナントが入るのでしょう。
30階建てビル二棟なんか、 チョーいらない、 と思う。
玉川上水遊歩道の雑木林が伐採されていた。
悲しくなるから下を向いて見ないで歩いた。
60年前の計画の府中ー所沢線の36M道路なんか、 チョーいらない、 と思う。
といくら叫んでも、 とてつもない大きな力の開発関係筋には 「すっこんでろ!」 というところなんでしょうね。
私が国分寺の宝だ、 と思っている素晴らしい洋館も、 個人の持ち物なので残るかどうかは結局は地権者様の意志の問題だ。
市が保存建物に指定したとしても、 保存のための援助は維持の役にも立たない雀の涙の金額らしい。
なのでかの本郷館も消えてしまった。
無用のものを残せないのは地権者としては無理からぬことだ。
時価で買い上げるくらいのことをしなければ、 地権者様の気持ちは動かせないだろう。
だからこれは行政の 「本気度」 の問題であると思う。
ハコモノ開発。
大型道路。
建物 (であるとともに文化) の保存に熱心じゃないこと。
どこまでもスクラップ&ビルドの国。
感傷だけで残してほしいのではないのです。
観光資源になるかもしれない将来への財産だと思うからです。
といくら思っても、
たぶん 「とてつもなく大きな力」 なんでしょうね。
目の先の経済効果 (←ほんとに…? 今までのハコモノ作りで経済効果なしと反省し、 誰かが責任取ったことってあるのでしょうか?)、 という怪物の力は。
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雨の心配がない日だったから、
紙ものや人形など、 雨厳禁のものをたくさん持って行きました。
中原淳一の紙ものコレクションを八十代の方からお預かりしたのですが、 ほとんど売り切れたのでひと安心。
買っていただいたのはなぜか全員男性でした。
江戸期の木仏と並べて置いたボロを着た人形は、 最近のお気に入り。
顔、 手足などはどうみても和人形のつくりなのに、 大きなベレー型のかぶりものと背負った荷物とボロボロのギャルソンみたいな貫頭衣みたいな服で、 砂漠の商人みたいなの。
きかれたら、
「これ? 気に入ってるから高いよ。」 と言おうと思ってたのに、
目を止めた人は一人もいなかったのよ(・_・。)
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昨日の学生さん。 「今お金全額ないんだけど、 これ (顕微鏡) 取っといてもらえますか?」 と。
「はいはい。」 (取り置きしなくてもあると思うよと、 内心。)
あくまでもウチの場合は、 ですけど、
同じ品でも骨董市でのお値段より、 店のほうのを安めにつけている。
なんせ店番ボランティア?が5人もいるので、 値切りには応じられないからはじめから最終価格。
たぶん店番さんたち、 商品説明にも応じられていません(笑)。
でもそのせいだけでもない。 客層のせいもあるのね。
¥1000くらいの品を即買いできず、 手付金払って残りはバイト代が入ってから …、 なんて方が多くてね。
(昔、 ある先輩業者さんに 「センスのあるやつぁ金がない。」 と言われたことをよく思い出す。)
ほんとは出来るだけ安く売りたいと思うのですよ。
でも仕入値と経費というものがあるからね 「しかたのないギリギリ値段」 というものをはじきだす。
また、 もう逆立ちしたって作れない古いモノについては、 値段は敬意でもあるのです。
だから値付けはいつも熟考、 せめぎあい。
¥300じゃ元がとれないと気づいて¥380に変えてみたり、 細かく悩む。
業者さん、 みなさんそうだと思います。
うちのお客様はなぜか、 骨董市にいったり骨董屋めぐりをしたりしてる方は少ないので、 相場感はご存知ない。
でも私は、 ただ好きなものを先入観なくチョイス、 という、 骨董マニア未満の人たちがけっこう好きなもんで、
開店以来そういう客層を育ててきてしまったんだねと思う。
値段って、 ビンボーのシェアリングみたいなもんだなと思う。
単価の安いものを、 とそればかり考えてるとつまらない品揃えになっちゃうので、 まじめな品も買いますよ。
店では何年も売れなかったりするけど。
十年も売れなかったりするけど。
(だから骨董市も必要なんです。)
いつかお金持ちになって、 この店で大人買いするのが夢です、 と昔何人かに言われたりしたけれど (ちっちぇー夢だ)、
お金持ちになりそびれてるのか、
お金持ちになったら嗜好が変わったのか、
いまだかつてそういう人は一人もいませんねえ。
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「トネリコ」さんの閉店を惜しんで、 間際に二回も行ってしまった。
サンさん、 絶品の料理をありがとう。
タロちゃん、 落ち着いて食べて飲んで話せる絶妙な空間をありがとう。
タロちゃんは、 古道具選びの目利きでした。
先入観もなく、 自分の目だけを信じてぱっと選びとるのです。
またそれがすべて、 私が内心 「いい仕入れ」 と思っていたものばかりときている。
相場より高いか安いかなんてたぶん考えていない。
自分の目との出会いだけを信じている。
こういうタイプのお客様はあまり多くないのですよ。
自分の時間を過ごしたお店というものは、 その人の記憶に残るもんです。 一生。
昔ジャズ喫茶を閉めるときも、 そう思いました。
人の記憶に残ってくれたらそれでいい、 って、 未練なかった。
逆に、 すっかり忘れ去られてたら、 ずいぶんずいぶんかなしいね。
トネリコさん、 ずっと残りますよ。
語り種になってね。
さみしいのは国分寺のまちのほうです。
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